国防相、兵役の良心的拒否は問題外
2011年11月20日付 Radikal 紙

イスメト・ユルマズ国防相は、トルコの議題に「兵役の良心的拒否」は挙がっていないと述べ、予定されている改正は「兵役の良心的拒否を繰り返す度に服役が課されることが廃止され、合理的な一つの刑に落ちつかせる事」であると明らかにした。

様々な開会式や起工式に参加するため陸路でシヴァス県のユルドゥゼリ郡を訪れたユルマズ国防相は、ユルドゥゼリ郡警察の集会所を出た所で、報道陣の質問に答えた。

ユルマズ国防相は、代替兵役に関する質問には答えず、この事についてはレジェプ・タイイプ・エルドアン首相が説明すると述べた。代替兵役について国民投票が行われるかどうかに関する記者の質問に対しては、「いや、そのような事はない。国民投票はない」と答えた。

同国防相は、共和人民党(CHP)が「代替兵役を導入せよ」と法案を提出し、現在もこれを国民投票に持ち込む事を要求しているとし、「皆さんも望んでいて、政権も望んでいるのに、どうして国民投票に持ち出そうとしているのか。時間の無駄じゃないのか。無駄な出費じゃないのか。適正な判断を下すべきだ。言ってることが間違っている」と述べた。

公正発展党(AKP)マニサ選出のセルチュク・オズダー議員が「兵役の良心的拒否」に関して行った説明について質問されると、ユルマズ国防相は、「トルコの議題に兵役の良心的拒否は挙がっていない。トルコで今議題となっているのは何だ?兵役の良心的拒否を繰り返す度に服役が課されることが廃止され、合理的な一つの刑に落ちつかせる事である。これは人権裁判所の決定に沿った形にするためにトルコが果たすべき責務である」と語った。

オズダー議員が「望まない者は兵役に行かなくてもいい」という表現をした事が取り上げられると、ユルマズ国防相は、「そうではないのだ。トルコには兵役義務があるし、これからもあり続ける。全く問題はない」と語った。

ユルマズ国防相は、「ジュディ山で押収した300キロの爆発物とメルスィンで逮捕されたテロリストたちに関する質問には以下のように答えた。「捜査が続い ている。つまりいつも述べているように、テロとの戦いは続いていく。テロ(との闘い)は出口がないのだ。300キロとされているが報道されていないそれ以上の押収 物がある。このため私は治安部隊の全員に感謝している。とても良く働いてくれている。メルスィンで逮捕されたテロリストたちはそれ以前の多くの事件にも加 わっていた事を自供している。」

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:24602 )