アル=アラビー事務局長は「自制」を、ドイツは国民の要求傾聴を呼びかけ、イスラエルは「戦略的蓄えの損害」を懸念
2011年11月22日付 al-Hayat 紙


アル=アラビー事務局長は「自制」を、ドイツは国民の要求傾聴を呼びかけ、イスラエルは「戦略的蓄えの損害」を懸念

2011年11月22日『アル=ハヤート』

【ナザレ、カイロ、ベルリン、パリ:アスアド・テルハミー、ロイター、AFP】

アラブ連盟のナビール・アル=アラビー事務局長は昨日[21日]、エジプトの情勢の鎮静化と「自制」を呼びかけた。エジプトの情勢は、いまだ治安部隊と抗議集団の間で流血の対決が続いている。また、アル=アラビー事務局長はあらゆる政治的な当事者に、民主化の変革活動を遂行するよう働きかけた。同様にドイツは、暴力を停止し、自由で公正な選挙の実施を保証するよう呼びかけた。また、軍評議会に「政治的要求と、民衆の正当な懸念を真摯にうけいれるよう」要求した。

アル=アラビー事務局長は声明の中で、タハリール広場での戦闘に対して、「深刻な懸念」を表明した。また、「最高レベルの責任の行使と自制の必要性」を呼びかけた。同時に、「肝要不可欠な国の制度や国益に誠意をもって、表現の自由と平和的デモを行う権利」を強調した。また、「あらゆる政治的勢力に、事態の鎮静化と政治的道筋へ戻り、1月25日革命が求めた自由、尊厳、社会の公正に基づく民主化活動における前進を呼びかけた。
。」

その一方で、ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相はベルリンで昨日[21日]、エジプト当局は暴力を停止させなければならないと述べた。また、エジプト当局に「政治的要求と、民衆の正当な懸念を真摯に受け入れるよう」勧告した。さらに、「現在、軍事的指導者を含むあらゆる政府機関とあらゆる関係機関が、対話による自由で正当な選挙を実施するための平和な環境を保証することが重要である。」と付け加えた。また、エジプトは「暴力の停止や人権、市民権の尊重をも含む、来たる選挙に適切な環境」を整える必要があると考えた。さらに、エジプトは「アラブの春」の成功を保証するために、地域の「重要な役割」を果たすと言及した。


(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24614 )