ムクタダー・アッ=サドル:アラブ連盟は不公正の擁護者、シリアをめぐる姿勢から
2011年11月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ムクタダー・アッ=サドル:アラブ連盟は不公正の擁護者、シリアをめぐる姿勢から

2011年11月23日『クドゥス・アラビー』

【ナジャフ:AFP】

イラクのシーア派指導者、ムクタダー・アッ=サドルは、アラブ連盟を「不公正の擁護者」であると表現したが、これは現在のシリアでの出来事に対するその姿勢の背景を評したものである。アッ=サドル師は「公正さを不公正の擁護者から期待できるか?」と述べたが、水曜日(23日)AFP が受領した文面でのコメントにも同様のことが述べられていた。

このコメントは日曜日(20日)、アッ=サドル師の支援者の一人が彼に向けた、彼のアラブ連盟支援における立場についての質問に答えて、「恥や謙遜の微塵もなく(中略)シリア革命を表現するならば、それは市民と軍人を標的とする武力革命であり、不快な派閥主義によって操られるものである。」とした。

シリアは去る3月中旬からの先例のない抗議行動が行われ、弾圧による死者数は、国連が11月8日付けで発表した最新の報告によると、3500人に上る。

シリア当局は国を暴力行為で妨害する「武装テロ集団」を非難している。

二週間以内前にアラブ外相は、アラブ連盟の会議へのシリアの参加を停止し、ダマスカスからのアラブ各国大使を引き上げるよう呼びかけた。イラク代表団はこの会議参加停止の決定に対する投票を棄権した。

アッ=サドルは二度目の支援者の一人への返答を、文面で「アッラーがシリアを抑圧の巣より救い給うことを」と記した。

アッ=サドルは先週、彼のシリア反体制派の「革命」問題への信条を公表したが、「反対はアメリカとイスラエルの存在にむけて」という見地のもと
にバッシャール・アル=アサド大統領の留任を彼らに呼びかけた。
 
 

 

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( 翻訳者:山崎やよい )
( 記事ID:24623 )