エジプト:軍最高評議会にデモ隊への暴力行為の謝罪と問責を要求
2011年11月24日付 al-Hayat 紙


軍最高評議会にデモ隊への暴力行為の謝罪と問責を要求

2011年11月24日『アル=ハヤート』

【カイロ:アフマド・ムスタファー、アフマド・ラヒーム】

エジプト警察とデモ隊の度重なる衝突は、エジプトの危機を解決するための政治的軌道における「ジレンマ」を表しているようである。この衝突は、ムハンマド・マフムード通りという、タハリール広場に面し、内務省の庁舎へ通じる通りで発生している。アズハルのシャイフらが衝突を停止させおよび双方を引き離すことができたのであるが、すぐさま崩れた数分の休戦の後、衝突が再び始まり、その後双方を引き離すあらゆる試みは失敗した。

軍最高評議会は、「国民の同意を得られる」首相選出のため、複数の政治的勢力との協議を重ねている。しかし、統治当局の努力は実らなかったようである。というのも、活動家らは、権力の即時移管に向けて圧力を加えるために、次の金曜日[25日]に100万人規模のデモを組織するよう呼びかけたからである。しかし、イスラーム主義潮流の諸勢力はこの呼びかけを拒否している。

諸政治勢力は、軍最高評議会に対し、抗議者らに対する暴力行為について謝罪するよう要求した。この暴力行為によって、抗議者らの間に死傷者が出ている。同様に、この暴力行為の責任者に対する問責を呼びかけた。

デモ隊と警察部隊の衝突は、軍最高評議会議長のフサイン・タンタウィー元帥の演説の直後、一昨日[22日]一晩中続き、昨日[23日]の午後まで行われた。数千人がタハリール広場に集まり、軍最高評議会の退去と民間人への即刻権力移譲を求めるシュプレヒコールを繰り返した。また、日中の数時間の間中、救急車が負傷者をタハリール広場の野戦診療所へ搬送し続けた。

(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24632 )