シリア情勢:トルコ人巡礼者のバスを襲撃したのはテロリスト
2011年11月24日付 al-Watan紙

■シリア外務省:テロリストこそがトルコ人巡礼者のバスを攻撃した者である。

2011年11月24日 『アル=ワタン』

【本紙】

 シリアの外務省は、シリア当局とトルコ人巡礼者バスへの攻撃とのいかなる関係も否定した。この攻撃は、去る日曜日(20日)夜にヒムス市付近でトルコのバスが襲撃された事件である。外務省は、「武装テロ集団」がこの作戦を行ったと非難した。当局は、この作戦について捜査を行っている。

 攻撃されたバスは、トルコ人巡礼者を乗せてサウジアラビアからシリア領を通過してトルコに戻るところであった。バスはヒムス付近で道に迷ってしまった。ヒムス地域の一部では、軍・治安部隊と武装テロリスト団との武力衝突が発生している。

 昨日(23日)本紙が入手した声明では、外務省のジハード・マクディスィー報道官が以下の通り述べている。「バスに浴びせられた銃撃のはシリアの軍・治安部隊の銃撃ではなく、武装テロ集団からの銃撃である。バスが攻撃に遭った地域は、元々治安上の事件が発生していた場所で、この種の事件は外国人以前に無辜のシリア人にも被害を及ぼしている。」

 「CNNトルコ」放送は先日、「バスは道に間より、ヒムス付近で間違った道に入った模様である。そこでシリア兵が発砲してバスを停車させ、運転手と巡礼者1名が負傷、両名はトルコ南部のシリアとの国境地帯のアンタキヤの病院に入院した。」と報じていた。

 この事件について、トルコ大統領府のラシャード・フルムズルー報道官は、「この攻撃はシリアからのメッセージではない。」との見解を表明した。(攻撃がシリアからトルコへのメッセージと解釈される)背景は、シリア政府とトルコ政府との関係が悪いことである。両政府の関係が悪化した理由は、トルコが現在のシリアのできごとに対してとっている立場である。

 マクディスィー報道官は、フルムズルー報道官の発言内容を称え、以下の通り述べた。「隣接諸国に対するシリアのメッセージは、善隣関係、安全、隣国の安定を希求するとのメッセージである。我々は、双方が感情と行動を共にすることを希望している。」

 マクディスィー報道官は、今般の事件を「残念な事件」と論評し、「担当当局が事件の状況を捜査している・・また、担当当局がシリアを訪れる全ての者の安全を確保するのに必要な措置をとるだろう」と述べた。

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(翻訳者:高岡豊)
(記事ID:24655)