イラク:シーア派権威の政府批判
2011年11月26日付 al-Hayat 紙

■アッ=スィスターニー師の代理人は治安機関にアメリカ撤退の対策措置を要求

2011年11月26日『アル=ハヤート』

【バグダッド:フルード・アル=アーミリ―】

アフマド・アッ=サーフィー師は、治安機関に(アメリカの)撤退後の段階のために必要な諸措置をとることと、政治闘争にかまけないことを求めた。アフマド・アッ=サーフィー師は、宗教権威であるアーヤトゥッラーのアリー・アッ=スィスターニー師の代理人である。

アッ=サーフィー師は、バスラや他の県で起きた事件は、「軍や警察のレベルでの治安の怠惰を暴いた。また、この怠惰が続き、対策がとられない場合は、撤退後にさらなる惨事が引き起こされるかもしれない。」と述べた。

木曜日[24日]から金曜日[25日]にかけての夜間、バスラで繁盛している市場が複数の攻撃を受けた。この攻撃により、複数の警察将校を含む90名の人々が死傷した。

アッ=サーフィー師は、政治的指導者らに「政治指導者の行動の質を上げることと、指導者間に信頼の橋を架けること。これは、国民の利益に帰結することであり、諸政党や個々人の個別的利益から遠ざけるべきだ。」と求めた。

また、同師は「この国(訳注:=イラク)をアラブ諸国の界隈でのできごとから遠ざけることが必要である。これは、この国の公益に集中し、近隣諸国での現在の機器に最終的な解決に到達することで実現する。」ことの必要性を強調した。

アッ=サーフィー師の演説は、著名なシーア派の権威であるバスィール・アン=ナジャフィー師がシーア派の教学機関と指導部が政治家らの実績に満足していないとを発表した翌日に行われた。

バスィール・アン=ナジャフィー師の息子であるアリー・アン=ナジャフィー師は、木曜日[24日]に行われた宗教会議の中での演説で、次のように述べた。「国家の諸機関での堕落の蔓延、公金の浪費と横領、国家の内部での堕落の首領どもの跳梁、複数の方面が道徳的堕落の蔓延に努めていること、という現象がが明らかになった。」

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24658 )