内務大臣、われわれも共和国の申し子だ
2011年11月27日付 Hurriyet 紙


イドリス・ナーイム・シャーヒン内務大臣は、「共和国は、党名に共和国という名称が付いている政党の専売物ではない(注)。我々も共和国の申し子だ」と述べた。

イドリス・ナーイム・シャーヒン内務大臣は、オルドゥでのスケジュールの最終日に、県特別行政局でメディアを遮断して行われた会議の後、自治体の結婚式場で行われた公正発展党の郡党集会に参加した。

党集会で演説を行ったシャーヒン大臣は、政党の仕組みがあいまいであると述べた。トルコの民主化のために最も重要な要素がこの点にあるとしたシャーヒン大臣は、次のように続けた。

■ 「我々も共和国の申し子だ」

「20世紀はトルコにとって、共和国の世紀であった。トルコは偉大な指導者ムスタファ・ケマル・アタテュルクのリーダーシップの元で、世界と人類の進む方向に合わせて共和制を導入し、また同じく共和制をとった他の民族や国にくらべ成功裡に定着させ、組織化させることに成功した。だが、人類はさらに別の価値にむかって進んでいった。それは共和国の民主化だった。共和国の政府が全国民によって選挙で決められることであった。トルコもそうなっただろうか?そうなった。そうしただろうか?そうした。成功しただろうか?成功した。私たちは共和国を成功させた。
この広間にいる我々全員は、(共和国成立の)1923年以降に生まれ育った共和国の名誉ある申し子で、名誉ある同胞である。共和国は、党名に共和国が付いている政党の専売物なんてことはない。我々も共和国の申し子である。もし共和国という祖国を愛すのなら、共和国という国家を愛すなら、敬意を示すのなら、もし人々のことを考え、見守るのなら、国民の価値を我がものとするなら、我々は共和国人である。我々は国家を愛し、国民を愛し、人々を愛している。一方で、私たちは今、トルコを最も速く、最も正しく改革、変革する骨折り、努力をしている政党である。しかしトルコは、20世紀に本物の共和制を定着させた国家、国民として、新しい世紀に他の価値を導入する必要があった。それは何か?民主化である。」


■ 「公正発展党は政治ゲームを終わらせた」

同大臣は、ある者たちは公正発展党の動向をおって、政治ゲームを行ってきたとし、以下のように続けた。

「公正発展党は何をし、どこに不足があり、どこに誤りがあるのか?もし私が公正発展党に1個や10個の誤りを見つけたとして、それだけをネタに私は政治が行えるのだろうか?このようなことは政治ではないし、このようなやり方はありえない。隣家が損害をうけ、隣家の鶏が死ねば、自分の鶏の数は隣の人の鶏の数に1羽近づくと考え、隣家の鶏が一羽死ぬようにと期待する。そして両者の差は縮まる、と。このような考え方はありえないし、このような政治もありえない。しかし、トルコでは何年もこのような政治ゲームが行なわれてきた。しかし公正発展党によってこの政治ゲームは終わった。しかし彼らはまだ気づいていない。このため、公正発展党は(唯一の政党となり)一党制時代の再現のようである。これが現実なのだ」と話した。

シャーヒン大臣は、郡の党集会を終えたあと、ユンイェ郡で建設中の国立病院を視察した。

訳者注:現在の最大野党で、アタテュルクによって始められた「共和人民党」をさしている。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:24672 )