エジプトは「憲法議会」を選挙し、参加に賭ける
2011年11月28日付 al-Hayat 紙


エジプトは「憲法議会」を選出し、参加に賭ける

2011年11月28日『アル=ハヤート』

【カイロ:アフマド・ラヒーム、アフマド・ムスタファー】

エジプトでは今日[28日]、失脚したフスニー・ムバーラク元大統領を打倒した民衆蜂起の後、最初の議会選出の権利行使が始まる。この権利行使は、人民議会(国会の第一院)選出のためのものであり、人民議会には、エジプトの新憲法制定が委ねられる予定だ。これは、政治的危機が継続し、タハリール広場や様々な県のいくつかの広場で数千人の座り込みが継続中であるにもかかわらず行われる。この座り込みは、軍最高評議会に対し、文民政権への統治権の移譲を求めて行われている。彼らの要求する文民政権は、完全な権限を持つ救国政府に代表されるか、または、同志の何名かを失ったタハリール広場の民衆が同意した数名の人物から構成される、文民の大統領代行会議に代表される。青年らが金曜日[25日]と火曜日[22日]に呼びかけた「100万人デモ」が、数十万人の動員に成功した一方で、「革命の正統性100万人デモ」は昨日[27日]、数万人を超えない数の民衆を動員した。

軍最高評議会議長のフサイン・タンターウィー元帥は、エジプト人の民衆に選挙委員会に赴き、投票を行うよう促した。また、暴力行為や暴動の懸念の下、投票所の安全保障に関して、民衆の安心を得られるよう努力した。一方、イスラーム潮流は、「大部分の市民が選挙の実施と投票を通じた権力移譲に賛成していることが確認されている」として、投票活動への広範な参加に賭けた。

民政移管を求めて座り込みを行うタハリール広場の青年らに関しては、その一部は座り込みが継続中の状況下での議会選挙実施を歓迎した一方、それ以外の者たちは軍の支配下での選挙実施を「欠陥がある」とみなした。しかし、座り込みの狙いは行政権の移行であること、また、議会の選挙に関して意見の相違がないことについては同意がなされていた。デモ隊の主導者らは本紙に対し、選挙で彼らの票を投じるつもりであり、その後座り込みを再開すると述べた。

(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24679 )