シリア元大臣、アル=アサドに内閣解任を呼びかけ
2011年11月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア元大臣、アル=アサドに内閣解任を呼びかけ

2011年11月29日『クドゥス・アラビー』

ダマスカス【UPI】

 シリアの「民主主義イニシアチブ」の代表、元シリア情報省大臣ムハンマド・サルマーン氏はバッシャール・アル=アサド大統領に内閣を解任し、統一国家政権の樹立を呼びかけた。サルマーン氏は、火曜日(29日)シリアの「アル=ワタン」が報道した声明の中で、「アーディル・サファル内閣の解任、統一国家政権と危機管理の形成」と求めた。

 また、サルマーン氏はアル=アサド氏に対し、以下を呼びかけた。「民衆に次段階への彼のヴィジョンを表明するために公に姿を見せること。これを治安面の問題としてのみ処理するに任せないこと。特に、これは、いまだにアル=アサド氏の君主権は市民の信頼の対象であるからである。従って、彼の顕現が必要である。また民衆が彼の将来に対する考えを知ること。というのは民衆との盟約を作り上げるのは彼個人、彼自身の自由な意思であるからである。新憲法制定を提案の際に、これを推進するのは、誰も納得させえなかった現体制に代わる彼個人であり、党の構成員でさえ、新しい社会を作るための新しい基礎を期待している。」

 シリアは去る3月から、変革と政権転覆を求めるデモが続いており、人権団体は3500人以上の死者が反体制側と治安側に出ていると述べている。シリア政府は外国からの支援を受けた武装集団がデモ隊と治安部隊を銃撃したことを疑っている。

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( 翻訳者:山崎やよい )
( 記事ID:24689 )