エジプト:同胞団、議会の多数派が新政府の組閣にあたるとの考えを主張
2011年12月01日付 al-Hayat 紙


■同胞団、議会の多数派が新政府の組閣にあたるとの考えを主張

2011年12月1日『アル=ハヤート』

【カイロ:アフマド・ラヒーム、アフマド・ムスタファー】

ムスリム同胞団の政治組織である自由公正党主体の「エジプトのための民主同盟」リストが、人民議会選挙の第一段階で多数の議席を得たことが確実となる中、同胞団は議会の多数派が次期政府の組閣にあたるべきとの考えを示した。開票委員会の運営において判事たちが問題に直面したり、数カ国から在外エジプト人による投票結果の到着が遅れたりしたために、選挙結果の発表は今日[1日]まで延期された。

初期段階での集計では、自由公正党の候補者たちを上位に載せた「エジプトのための民主同盟」リストが、多くの選挙区で最も多く票を集めた。一方、サラフィー主義のアン=ヌール党とアル=アサーラ党、およびイスラーム集団[ガマーア・イスラーミーヤ]の政治組織である建設発展党が加わった「サラフィー主義同盟」リストと、リベラル派の自由エジプト人党と民主エジプト党、および左派の国民進歩統一党[タガンムウ]が加わった「エジプト・ブロック」リストが、いくつかの選挙区で2位を競い合った。

同様に、解党された国民民主党から派生した「残党たちの政党」は選挙戦から脱落し、ごく少数の候補者のみが小選挙区での決選投票に進むものと見られる。複数の革命派の若者達や革命青年連合が加わった「革命継続」リストに関しては、ごく限られた議席の獲得に留まる不十分な結果に終わった。

(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24715 )