アル=カーイダによる誘拐事件
2011年12月02日付 Al-Nahar 紙

■アッ=ザワーヒリー、パキスタンで米国人を誘拐したと発表

2011年12月2日 『アン=ナハール』
【UPF】

 "アル=カーイダ"の指導者であるアイマン・アッ=ザワーヒリーは、米国人を誘拐したと発表した。この米国人は年齢が70代の人道支援職員で、8月13日にパキスタンで誘拐された人物である。この発表は、米国でイスラームサイトの監視を専門とするインターネットサイト「サイト」が伝えた発言の中での発表である。アッ=ザワーヒリーは、ウォーレン・ウィンシュタイン氏の解放の見返りとして米国政府にアフガニスタン、パキスタン、ソマリア、イエメン、ガザへの空爆の停止、"アル=カーイダ"の先の指導者であるウサーマ・ビン・ラーディンの親族を含む囚人の釈放を要求した。なお、ウィンシュタイン氏は、パキスタン東部のラホールの自宅から誘拐された。

 アッ=ザワーヒリーはインターネット上のイスラーム主義者の各種掲示板宛の31分のメセージで、「米国人共がほんの少しでもアル=カーイダやターリバーン運動に関係があると疑った者をすべて逮捕していることに倣い、我々はこの人物を逮捕した。この人物は、1970年代から米国によるパキスタン支援に貢献していた。」と述べた。アッ=ザワーヒリーのウィンシュタイン氏を解放する見返り要求には、アフガニスタン、パキスタン、ソマリア、イエメンでの米軍の空爆停止、1993年の世界貿易センタービル攻撃事件で有罪判決を受けた囚人3名の釈放が含まれる。

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( 翻訳者:高岡豊 )
( 記事ID:24726 )