エジプト:選挙の公式結果はイスラーム主義が制したことを確認
2011年12月03日付 al-Hayat 紙


エジプト:選挙の公式結果はイスラーム主義が制したことを確認
2011年12月3日『アル=ハヤート』

【カイロ:アフマド・ラヒーム、アフマド・ムスタファー】

エジプトの選挙管理最高委員会は昨日[2日]、議会選挙の第一段階の結果を発表した。第一段階では、イスラーム主義者が比例区で60%の票を獲得した。第一段階の選挙戦は、「ムスリム同胞団」の政治組織である「自由公正党」の候補者とサラフィー主義の「アン=ヌール党」の候補者の間の個人議席の大半を巡る争いに限られた。個人議席の決選投票は来たる月曜日[5日]と火曜日[6日]の2日間に実施される。

イスラーム主義潮流が第二、第三段階のほとんどの県(18県)、とりわけデルタ地帯と上エジプトでの勢力で知られているにも関わらず、リベラル主義者らは次の第二、第三段階でより良いの結果を実現することを頼りにしている。そのような結果が実現すれば、第一段階でのリベラル主義者らの損害を補うかもしれないためだ。「自由エジプト人党」の政治局員であるハーニー・サリーッディーン氏は、本紙に「我が党が加入するブロックは、第二、第三段階でより良いの結果を実現できるかもしれない新たな選挙戦術に従うだろう。」と述べた。また、同政治局員は、ブロックが選挙活動の終わりに、議席の約30%を獲得すると見込んだ。

「自由エジプト人党」、「アッ=タガンムウ党」、「エジプト社会民主党」を含む「エジプト・ブロック」は、選挙の第一段階で20%近くを占めて第3位となった。一方、「ワフド党」はイスラーム主義の根底を持つ「アル=ワサト党」の後の第5位となり、失望的な結果に終わった。

(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24735 )