平和民主党、憲法改正にむけ母語での教育は必須要件
2011年12月03日付 Radikal 紙

セラハッティン・デミルタシュ平和民主党(BDP)党首は、駅前広場での党集会で演説を行い、この広場に集まった人々が政府に対して最も力強 いメッセージを与えていると述べた。デミルタシュ党首は、クルド民族が「平和と友好が訪れることを願ってこの地で80年間蜂起をしており、今日もそれを続けている」のだと言い、「豪雨のため一度集会が延期されました。イドリス・ナーイム・シャーヒン内務大臣は、『BDPはディヤルバクルで集会をできない状態 になった。集会に20人しか来なかったので、雨を言い訳にして集会を中止した』と発言しました。この広場での写真をよく見るがいい、クルディスタン社会連合トルコ議会(KCK)捜査の影響があったのかなかったのか、その上で発言してほしいものです」と述べた。

デミルタシュ党首はKCK捜査について触れ、「KCK事件関連の拘束者を決して放っておいたりしません。我々の誇りです。我々の誇りである彼らのことを絶対に傍観したりしません。したがって、どこかで我々の同士1人が逮捕されたのならば、その人の代わりに10人、 100人の同士が活動する必要があります。このようにすることで、我々の党の、この民族の活動を拡大させながら、政府に対抗することができるのです」と述べた。また「我々は『友好や平和を支持する』と言っていますが、相手のなすがままに従うとは言っていません」とし、以下のように続けた。

「我々は真剣です。もしも(政府が)相互的和解をしようとするならば、クルド人はいつでも歓迎します。憲法改正の議論が続いています。もしこの問題を憲法改正によって解決しようとするなら、我々の要望は明確です。まず、憲法改正に向かう過程を整理する必要があります。地雷のある道を歩いても目的には達しな いでしょう...。新憲法でクルド問題を解決しようとするのなら、母語での教育は必須条件です。」

オスマン・バイデミル・ディヤルバクル広域市長も、(クルド)問題解決の唯一の道は協議・討議だと明言した。一方で、集会の後、あるグループはバージュラル区で、石、火災瓶、花火などで警察を襲った。警察が催涙ガスで対抗すると、グループは裏道に逃げた。何人かは逮捕されたが、警察に向けて投げられた音響 爆弾が一般車両に当たり、破損した。このとき、通行人2名も怪我をしていたことがわかった。

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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:24744 )