シリア:デモ参加者弾圧のためにiPhoneの使用を禁止
2011年12月02日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア:デモ参加者弾圧のためにiPhoneの使用を禁止
2011年12月02日『クドゥス・アラビー』
【ベイルート:DPA】
レバノンのインターネット・ニュースサイトである“Nashra”が金曜日(2日)伝えたところによると、シリア当局は、民主主義を要求するデモ参加者に対して、政府の暴力行使を暴露するためにスマート・フォンを使用している活動家たちへの締め付けを強化する目的で、新たに、iPhoneの使用を禁止した。
ベイルートに住んでいるシリア人活動家たちは、シリア財務省の関税局が発した禁止令のコピーをドイツの通信社に提供した。
禁止令には、「シリア当局は、シリアでのiPhone(デバイス)の使用について警告する。」と記されていた。シリアは今年3月のデモ発生以来、海外メディアの領地内への侵入を禁じている。反対する活動家たちは、デモ参加者を狙った凶悪な弾圧を、ビデオ・クリップを通じて配信していることが知られている。
また、あるシリア人活動家は当局に狙われることを恐れ、匿名を条件に、「観光客や客人は誰でもiPhone(型式の)電話を持っているだけで、スパイだと疑われるに十分である。」と話し、「スティーブ・ジョブズはこの名機が自分の生まれ故郷で禁止されていると知り、今、墓から蘇るに違いない。」と語った。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:山田洋平 )
( 記事ID:24752 )