サウジアラビア、核兵器保有を考慮する可能性
2011年12月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■トルキー・アル=ファイサル王子:サウジアラビア、核兵器保持を考慮する可能性

2011年12月5日『クドゥス・アラビー』

【リヤド:AFP】

前サウジアラビア諜報機関代表トルキー・アル=ファイサル王子は、火曜日(5日)、サウジアラビアは核兵器の保有を考える可能性のあることを示唆した。これは、世界が、イスラエルとイランへの核放棄の説得に失敗したためである、とした。

トルキー・アル=ファイサル王子は「湾岸と世界」と題したリヤドでの会議の参加者に対して、「我々、および世界のイスラエルに対する大量殺戮兵器放棄の説得努力は失敗した。またイランの軍備に関しても、同様の兵器(野放棄に関する説得努力は失敗した)・・・、従って、我々の国や国民への義務として、あらゆる実現可能な選択を行わねばならず、その中には、この兵器(核兵器)の保有も含まれている。」と述べた。

また、「我々の誰の安全であれ、それは我々全ての安全である。そして我々の誰の安定であれ我々全ての安定である。そして、我々の誰にであれ降りかかる災難は、我々全てを苦しめるものである。」と付け加えた。

さらに、同王子は「我々の国の国内状況や、将来的展望、国内防御のための改革のうち、この段階が求めているものを全てのレベルにおいて執り行うことに注意を払わねばならない。」とし、「国内的効果がなければ、対外的な有効性はないであろう」と強調した。

また、「アラビア半島の統一、統一国家のために選別されるシューラ(諮問議会)、統一軍隊、統一経済、統一貨幣、(・・・・)、エネルギー産業のための統一教育カリキュラム、統一石油化学等の創設を呼びかけた。

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( 翻訳者:山崎やよい )
( 記事ID:24768 )