エジプト:軍は「同胞団」を安心させ、同胞団は公式な地位を期待
2011年12月11日付 al-Hayat 紙


エジプト:軍は「同胞団」を信用、同胞団は公式な地位を期待

2011年12月11日『アル=ハヤート』

【カイロ:アフマド・ラヒーム】

軍最高評議会が設立した顧問議会は、今日[11日]第1回会議を開催する。会議は、議会のメンバーの中から議長1名、副議長2名、幹事長を選出するために行われる。軍最高評議会の権限、特に新憲法の制定のための制定委員会の設立に関する事柄についての論議が高まっている中での(開催である)。軍最高評議会は「ムスリム同胞団」の不安を取り除くことに努めた。ムスリム同胞団は議会選挙の第1回の結果で首位に立ったが、エジプト大統領選挙、および憲法準備制定組織の設立のための特別措置に関する両法案の論議を委ねられた後、同胞団は顧問議会から脱会した。

軍最高評議会の一員であるマムドゥーフ・シャーヒーン少将はテレビの発表で、顧問議会と政府、軍最高評議会は「憲法制定委員会のメンバーについては何も考えをさしはさむ予定はない
。」と述べた。また、「憲法に述べられているところによれば、憲法草案のための制定委員会設定に責任のある唯一の機関は国会であり、指名ではなく選出された議員である。」と明かした。また、「憲法に述べられているところに完全に従う。国民が同意したロードマップに何の変更もない。投票を通じた国民の選択への監督権はない。」と強調した。さらに、「議会の役割は、助言であり、立法ではない。第1回議会の開催で顧問議会の役割は終わる。」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24814 )