シリア国内、選挙とストライキで分裂
2011年12月13日付 al-Hayat 紙

■シリア国内、選挙とストライキで分裂

2011年12月13日『アル=ハヤート』

【ダマスカス・ベイルート:本紙・ロイター・AP通信】

昨日(12日)シリアでは二つのイメージが現出した。政府は人々に対し地方選挙への参加を強く呼び掛けた。選挙に関してアーディル=サファル首相は、「国の直面している陰謀から国を救う」ためであると述べた。 反政府側の呼びかけたゼネストは二日目も続いた。このストライキは、「尊厳のストライキ」と称され、ほとんどの商業機関、工場、学校がこれに含まれた。また一方、政府軍と離反兵の軍の衝突が広がった。

また、活動家によれば、治安部隊は武力と脅迫によってストライキを粉砕しようとした、という。抗議勢力は、地方選挙は意味のない譲歩で、バッシャール・アル=アサド大統領辞任要求のなかで反体制側が呼びかけているものを満たさない、と述べた。ゼネストは、一昨日の日曜日(11日)から始まり、エスカレートした段階になりつつあることから、政府への経済的圧力の増大につながっているが、その中でシリア政府は、経済制裁と、国際的隔離の試みに対して抵抗している。反体制派は、ストライキは政府が街から軍を撤退させ、反体制側の逮捕者を解放するまで続くと発表した。反政府側の推定では逮捕者は数千に上るとされている。

政府に対する抵抗の砦と考えられている街ホムスでは、住民の1人によれば、昨日、学校やほとんどの商店が閉まっている時に、薬局や食料品店は開いているところもあった。シリア南部のダルアー県でも同じような状況で、トルコとの国境付近にあるイドリブ県でもまた同様であった。

地方調整委員会によると、ダルアー県では、治安部隊が昨日と一昨日にかけて、店の所有者に対し、店を開けるよう強要した。一方でダマスカスの住人たちによれば、日曜日と月曜日の生活は通常通りで、学校や店はいつものように開いていたという。

(後略)

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( 翻訳者:田邉瑞穂 )
( 記事ID:24831 )