アラン・ジュペ外相:フランス、リビア凍結資産2億3千万ユーロを拠出へ
2011年12月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アラン・ジュペ:フランス、リビア凍結資産2億3千万ユーロを拠出へ

2011年12月14日『クドゥス・アラビー』

【トリポリ:通信社】

 フランスの外相、アラン・ジュペ氏は水曜日(14日)、フランスはリビア資産2億3千万ユーロ(3億ドル)の凍結を解除し、数日以内にリビアの新政権に引き渡す、と述べた。
 ジュペ氏は訪問中のリビアの首都での記者会見で、「我々は凍結されたリビア資産はリビア国民のものであると信ずる。数日以内にフランスは2億3千万ユーロを凍結解除し、残りの凍結リビア資産の凍結解除を安保理のパートナーとともに行っていく」。と述べた。

 フランス外相アラン・ジュペ氏は、水曜日(14日)トリポリにおいて、ムアンマル・アル=カッザーフィー体制後、自らが心に描く民主主義を選ぶのはリビア国民である、と表明した。

 リビア暫定政府代表アブドゥルラヒーム・アル=キーブ氏との共同記者会見で、ジュペ氏は「リビア国民、リビアの国民のみが自身の将来を選ぶ、そして勿論、自らが心に描く民主主義を構築し、優先事項を選ぶのである。」と述べた。

 10月の、暫定国民評議会代表ムスタファー・アブドゥルジャリール氏によるリビアの法律へのイスラム法導入に関する声明は、若干の懸念を呼び起こした。
 
 フランスと欧州連合は、この声明の後、リビアにおける人権尊重を呼びかけた。その後、アブドゥルジャリール氏は国際社会を安心させるべく、リビア人は「穏健なムスリムである」と説明した。

 11月22日に発足した暫定政府は、優先事項は、先例のない革命後の治安と、安定、通常の生活に戻ることに集約される、とした。革命は2月に勃発し、8月のムアンマル・アル=カッザーフィー(政権)の崩壊により終結した。

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( 翻訳者:山崎やよい )
( 記事ID:24843 )