没後738周年のメヴラーナ大祭で「寛容」のメッセージ
2011年12月17日付 Milliyet 紙


メヴラーナの没後738周年追悼記念行事の一環として、メヴラーナ文化センターで昨夜(17日)メヴラーナ大祭の式典が行われた。

式典に例年参加するエルドアン首相は今年のメヴラーナ大祭には参加しなかった。ビュレント・アルンチ副首相とベキル・ボズダー副首相、エゲメン・バウシュEU担当相、ケマル・クルチダルオール共和人民党(CHP)党首、ハシム・クルチ憲法裁判所長官、ナーズム・カイナク最高裁長官のほか多くの来賓が参加し、アフメト・ダヴトオール外相がホスト役を務めた。ヨルダンのハサーウネ首相も式典に参加した。

式典はアフメト・オズハンのスーフィ音楽コンサートで始まった。式辞が述べられた。ホストであるダヴトオール外相は、メヴラーナはあらゆる人の心に入っていくと述べた。ダヴトオール外相は自分が貫いている外交方針は「すべての場所で平和」であると述べ、「あらゆる場所での成功実現を望むときは冷静に、思いやりと慈悲の心を持って人々に接近することに努めている。誰が何をしようとも、人類の平和はこの地にあるこの魂によって実現される」と話した。

■「問題はすべてを愛すること」

ダヴトオール外相に続きクルチダルオールCHP党首が壇上に上った。クルチダルオール党首はこの夜の重要性に言及し、「死の日を(神との)結婚の夜と呼ぶことで、メヴラーナが人類にどのようなメッセージを与えたのかを目にした。これほど難しくこれほど不気味な死がどうしたことであろうか、メヴラーナにおいては結婚の夜に変わるのである。この感情、この思考はどこからくるのか?問題は愛することである。メヴラーナは、『世界や愛に関するものがあればそこに私はいる。戦争に関するものがあればそこに私はいない』と言った。問題は創造主とそのすべての被造物を愛することである。宇宙は愛の上に創られた。メヴラーナはイスラムである。彼を真実へと導く道は預言者の道であり、コーランの道である。なぜならイスラムは平和を意味するからである。」
アルンチ副首相も平和と寛容に言及し、「イスラムにあっては、ひとりを殺す者はすべての人を殺すということであり、ひとりを生かす者はすべての人を生かすということである。イスラムはすべての人を生かすことである」と話した。スピーチの後コンヤ・スーフィ音楽協会がセマーのショーを行った。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:24866 )