イスラエル国防相:イスラエルとアメリカはイランの核兵器所有阻止の決意
2011年12月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル国防相:イスラエルとアメリカはイランの核兵器所有阻止の決意
バラク:イスラエルとアメリカはイランの核兵器所有阻止の決意
2011年12月18日『クドゥス・アラビー』
【エルサレム:AFP】
イスラエル国防相エフード・バラクは、日曜日(18日)、イスラエルとアメリカはイランの核兵器所有阻止に対して決意を持っており、この目的にいたる如何なるオプションも辞さないことを、表明した。この表明は、ワシントンにおけるアメリカ大統領バラク・オバマとの会談の後になされた。
またバラク氏は、公共イスラエル放送に対して、「我々両国は、イランが核兵器保有することはあってはならず、受け入れがたいことであると、極めて明確に認識している。我々はイランの核兵器保有の阻止を決意している。」と述べた。
バラク氏はまた、想定される軍事行動も示唆しつつ、「如何なるオプションをも除外すべきではないことを繰り返し述べる」と付け加えた。
バラク氏はこの声明を、ワシントンで金曜日(16日)、「ユダヤの改革のための統一」コンフェレンスの際に行われたオバマ大統領との会談後に行った。
この機会に、アメリカ大統領は、アメリカ当局が「イランの核兵器開発阻止」に全力を傾けることを繰り返し強調した。
また、先月イランに向けて行った厳しい経済制裁を示唆しつつ、「これは言葉の上だけではない。我々は行動したし、」イスラーム共和国(イラン)に対し「圧力を実際にかけていく」と述べた。
木曜日(15日)、イスラエル軍の参謀長ベニ・ガーンタルは、彼の側から、「戦略の深化」に向けてのイスラエル軍の共同作戦拡大の任を負う新しい統括部隊の設立を表明した。報道機関によれば、この新しい統括部隊は対イラン攻撃の任を追っている可能性がある、ということである。
この表明は、イスラエルと国際社会の一部が、イランが民用核計画の名の下に核兵器を製造している疑いを抱いている中、出された。イランはこれを否定している。
国際原子力機関は、11月に公刊された報告書の中で、イランが核兵器を製造していることを示す「信頼できる情報」に関して伝えた。イランはこの報告を「根拠がない」として非難した。
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( 翻訳者:山崎やよい )
( 記事ID:24868 )