ヨルダンで「法治国家の金曜日」デモ、改革と汚職撲滅を要求
2011年12月10日付 Al-Nahar 紙

■ ヨルダン:「法治国家の金曜日」改革と汚職関与者の訴追を急ぐよう要求

2011年12月10日付『アン=ナハール』

【アンマン:ウマル・アッサーフ】

厳しい寒さは、ヨルダン国民が王国内のほとんどの主要都市でデモ行進や座り込みに出かける妨げとはならなかった。参加者らは、改革の推進が先延ばしにされ、汚職関与者の訴追や彼らの関わったあらゆる事件の究明が避けられていることに嫌気がさしていることを表明した。

イスラーム主義者達は昨日[9日]、首都アンマンに限定せず各県で座り込みを行うことを決め、「先延ばしはもう十分だ」というスローガンを掲げてアンマンの2ヶ所で座り込みを実行した。ひとつは北部のヨルダン大学付属モスクの前で、もうひとつは南部郊外のジャスミン地区で行われた。また、ザルカーやイルビド、アジュルーン、マアーンでもデモや集会が行われた。

一方、「国民青年運動」は、イスラーム主義者の一部の運動にも参加したが、「法治国家と汚職関与者訴追の金曜日」というスローガンを掲げたデモ行進をアンマン、イルビド、ジェラシュ、サーキブ、サルト、ズィブヤーン、南マザール、マアーン、タフィーラ、アカバ、シャウバクで実行した。

またデモ参加者たちは改革プロセスの遅さを非難し、約1年にわたる改革実現の要求が実際の改革達成には繋がらず、汚職関与者の裁判など一度も行われなかったことを指摘した。今年一年を通して成果を得られないままに政権が三回交代し、国民は政府の政策と組閣のメカニズムに絶望している。

(後略)

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( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳) )
( 記事ID:24869 )