アラブ連盟事務局長はシリア政府に対し市民の保護に関する責任を負うことを要求
2011年12月21日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アラブ連盟事務局長はシリア政府に対し市民の保護に関する責任を負うことを要求

2011年12月21日『クドゥス・アラビー』

【カイロ:UPI】

アラブ連盟事務局長のナビール・アル=アラビー氏は、シリア政府に対し、シリア市民の保護対策に関してシリア政府が責任を負うことを要求した。アラブのアクション・プランのもとの誓約実行に向けての要求である。

同局長は、昨日水曜日[21日]に出した声明の中で、シリア政府はアラブのアクション・プランのもと様々な責任を負うことを強調した。その手始めとして、全ての暴力行使の即時停止、逮捕者の解放、複数の町や居住地区からの全ての軍事活動の撤退への責任が問われた。これらの町や居住地区では平和的なデモや抗議活動が起こっている。

同局長はとりわけ、イドリブ、ヒムス、ダルアー、ダイル・アッ=ザウル県などの各地を含め、シリアの複数の町で暴力行使がエスカレートしているというニュースが繰り返されることについて深刻な懸念を表明した。局長は「シリアにおけるアラブ連盟監視団の任務に適切な雰囲気を用意するために迅速な動きが求められている」と強調した。

シリアは公式に去る月曜日[19日]にアラブ監視団の任務[に関する]議定書に調印した。これは、シリア領域内の真の状況を調べるためのものである。サミール・サイフ・アル=ヤズル氏を団長にアラブ連盟の代表団がダマスカスへと近く到着することになっている。シリア高官たちとプロトコルの実施計画について、また、アラブ監視団の配置について議論するためである。

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( 翻訳者:松尾愛 )
( 記事ID:24909 )