■ パネッタ米国防長官がリビアを初訪問：「リビア政府は国軍建設に様々の課題」
2011年12月18日付『アン=ナハール』
【AFP、ロイター、AP】
レオン・パネッタ米国防長官は昨日［17日］、同職として初めてリビアの地を踏んだ。米国と国連がリビアの前指導者、故ムアンマル・アル=カッザーフィー大佐の時代に同国に科されていた制裁措置の大部分を解除すると発表してから数時間後のことだった。パネッタ国防長官はアンカラに次いでトリポリを訪問し、アル=カッザーフィー氏の逮捕と殺害から2ヶ月を経て権力の確立に奮闘するリビア暫定指導部と会談を行った。
リビアのアブドゥッラヒーム・アル=キーブ首相との共同記者会見でパネッタ氏は、「リビアはアル=カッザーフィーを打倒した諸部隊の統一、武器庫の安全確保、軍隊の創設と警察力の育成、民主主義的組織の創設という厳しい課題に直面している」と述べ、「これらは長期にわたる困難な移行段階になるだろう。しかし私はあなた方が成功するだろうと確信している」と付け加えた。
また、リビアの街中で実質的な権力を掌握している民兵については「暫定的な指導者たちは、全てのこういったグループと共に連携し合い、それらが一つのリビア、一つの防衛体制の一部となるようにとりまとめるための正しい措置を講じている。私は、彼らがどのようにその件に対応するかを分かっているとの好感触を抱いている」と信頼を表明した。また、ヒラリー・クリントン国務長官に次ぐ二人目の米政府高官としてリビアを訪問しているパネッタ氏は「彼らは自分たちの行く末を決定する権利を得たのだ」と付け加えた。
（後略）
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（ 翻訳者:南・西アジア地域言語論（アラビア語メディア翻訳） ）
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