兵役金納制応募、予想外の低調さ
2011年12月26日付 Milliyet 紙

42万名が対象者となる金納兵役制度への応募が思うようにいっていない。現在までに4000人が応募したにすぎない。この水準が続けば7万名が利用するにとどまるだろう。金納額130億リラの納付が見込まれていたのに対し、20億リラに留まる見込みだ。

およそ42万人が対象になる金納兵役制度法への応募が思わしく行っていない。その法律が施行されてから今日までに、計4000名が応募した。応募がこのまま低迷すれば、対象者42万人のうち7万人しか制度を利用せず、およそ130億リラに上る納付見込みも20億リラ程度にとどまることが判明した。12月15日付の官報上で告知され、有効となった法律の恩恵を受けるために行われた応募が期待されたようには進んでいない。この状態は3万リラ(約150万円)という納付金が高いとおもわれたことと、分割納付の回数が2回に制限されたことに起因すると見られている。2011年の12月31日をもって30歳以上となる者たちが利用することができるこの制度への応募は2012年の6月15日まで続けられる。

金納制度への応募は過去にも低迷した。マルマラ地震の後に出された1999年の制度は34万4千人が対象だった。当時の金額で1万5千リラを支払って兵役を行った者は7万2千人にとどまり、利用の割合は21%だった。

1987年の制度施行の際にも対象19万8千人のうち、金納制度に応募したのはわずか1万8千人だった。割合は9%ととても低い水準にとどまった。1992年の際も対象者24万3千人に対し、納付金を支払って兵役についた者は3万5千人にとどまった。

(注)bedelli askerlik 金納兵役制。記事にあるとおり、30才以上の未兵役者は、3万リラを支払えうことで兵役期間を短縮することができる。通常は通常20歳の青年男子に対して兵役が課される。一般兵役者の期間は15カ月。大卒者は12カ月。
 

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( 翻訳者:石井宏樹 )
( 記事ID:24960 )