PLO、入植の案件を安保理に委託する決議を採択
2012年01月01日付 al-Hayat 紙


■PLO、入植の案件を安保理に委託する決議を採択

2012年1月1日『アル=ハヤート』

【ラーマッラー:ムハンマド・ユーヌス】

パレスチナ指導部は昨日[31日]、安全保障理事会に対して入植拡大停止を要求することを決定した。指導部いわく、入植拡大はエルサレムの全面的な孤立と西岸の独立国家樹立を断ち切り、カントン分割を強要するように作用する、という考えに基づいている。また会合直後の声明でパレスチナ解放機構(PLO)執行委員会のヤースィル・アブドラッボ事務局長は「パレスチナ指導部はあらゆる政治プロセスの機会と二国間解決策をなし崩しにするこの危険な動きを検討すべく、安保理に立ち向っていく」と述べた。

パレスチナ指導部は、祖国の運命とアラブ国家の安全を脅かすとして、アラブ連盟のこの件に対する追求を求める決定を行った。同様に「4ヶ国委員会」推進派メンバーに「「入植地とその前例のない組織的な拡大のリスクに関する問題に優先権を与える」よう強く呼びかけ、「この入植地拡大の動きはイスラエル政府が、解決と交渉のプロセスの検討を通して実施している。しかし、このプロセスは現在のイスラエルの殖民政策の継続のもと、不毛な結果を導き出すであろう。」とした。

またパレスチナ指導部は「モスクや教会、国民の財産、日常生活に影響を及ぼす入植や入植者による犯罪に対する民衆の平和的抵抗の規模の拡大」を呼びかけた。

(後略)

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( 翻訳者:幸瑞 )
( 記事ID:25036 )