アルンチ副首相、「わざとではなかったが、謝罪はない、慰謝料は即刻支払う」
2012年01月02日付 Radikal 紙

政府スポークスマンのビュレント・アルンチ副首相は、ウルデレ郡で35人が殺害されたことに関連し、(事件は)故意ではなかったと表現する一方、不手際があったかどうかについては調査を続け、そして、遺族には慰謝料が支払われることを明らかにした。

閣僚会議の会合が閉会した。閉会後に会見を開いたアルンチ副首相は、イラク国境周辺で起きた事件は断固として故意に起こされたものではないことを強調した。
アルンチ副首相は、(事件が)故意に起こされたものではないとして、過失および不手際の有無について調査を続けると話した。そして、シュルナク県共和国主席検事がウルデレ郡検事と連携して事件の司法捜査を始めたことを強調し、事件で亡くなった方の遺族や生存者に対し、政府は「大きな責務」を負うと語った。
アルンチ副首相は、「その一環として、基本的に法律の規定に乗っ取って慰謝料が支払われる。これは即座に、数日以内に実現させる。その他にもさらに特別な方法で死者のもっとも近しい人、遺族、彼らの哀しみを和らげることはできなくとも、少なくともその哀しみを抱きしめることで可能な一歩を踏み出す」と語った。

■アルンチ副首相 公式謝罪はしない

アルンチ副首相は、実施される予定の調査終了後に過失が明らかになった場合、「謝罪するか否か」との(記者の)質問に関し、謝罪することは誠意を示すものであるが、公式謝罪は今のところ考えていない、と答えた。アルンチ副首相は、「公式に、檀上に出て「私は謝罪する」と言うことは、今の段階ではほとんど考えられていない」と述べた。

■必要な警告はなされていた

アルンチ副首相は、軍事作戦が「複数のニュースソースから」得た機密情報により実行されたものであったとし、「初めに警告射撃がおこなわれたことは、事件現場で明らかになっています。その後、砲撃がおこなわれました。警告にも関わらず、グループは移動を続けていたため、空爆がおこなわれました。その結果、民間人の同胞が亡くなる事件が起きたのです」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:25049 )