イスタンブル特任共和国検察は、「インターネット覚書(訳者註:2007年4月大統領選に絡み、軍参謀本部がインターネットを通じ警告を発したとされる事件)」裁判の一環としてイルケル・バシュブー前参謀総長の取り調べを開始した。同前参謀総長は、今後証言のため出頭を命じられる。問題となっているインターネットサイトがバシュブー前参謀総長の承認の下作成されたと主張されていた。
「インターネット覚書」裁判にからみ、前参謀総長のイルケル・バシュブー退役陸軍大将の取り調べが開始された。
「インターネット覚書」事件の裁判を行うイスタンブル第13重罪裁判所は、先週金曜日(12月30日)の審理の中間判決で、本件被疑者の供述及び複数の文書で言及されているイルケル・バシュブー前参謀総長について必要な手続きを踏むため、イスタンブル共和国検察へ(捜査)依頼文書を出す旨決定した。同前参謀総長に関する裁判所の依頼文書は、昨日(1月2日)朝、イスタンブル共和国検察へ届けられた。文書到着後、イスタンブル特任共和国次席検事は、イルケル・バシュブー前参謀総長について「インターネット覚書」事件での取り調べを開始した。取り調べを行うのは、エルゲネコン事件(担当)のジハン・カンスズ検事となる。バシュブー前参謀総長は、今後証言のため出頭することになる。軍上層部が関与したとされる「インターネット覚書」の裁判で、多くの被疑者は、問題のインターネットサイトがイルケル・バシュブー前参謀総長の承認で作成されたことを明かしていた。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:25050 )