ハンガリー、モハッチの戦場跡に、「モハッチの戦い博物館」開設
2012年01月03日付 Yeni Safak 紙


オスマン帝国時代の最も壮大な勝利の舞台となったモハッチ平原に、新しい戦争博物館が開設された。ハンガリーのモハッチ市から約5キロメートル離れた場所にある。現地で行われた遺跡発掘調査によって1526年の戦いで残されたオスマン軍とハンガリー軍兵士らの墓が多く発見され、博物館はこの墓の近くにつくられた。発掘調査で見つかった鎧、兜、武器と並んで、オスマン軍とハンガリー軍兵士の軍服に付いていた革や金属の破片、食糧や髭剃りのケースなど、非常に多くの歴史的遺物が展示されている。

また若者や子ども向けに、体験型博物館の試みである衣装・武器室、デジタルアニメーション放送や質問コーナーも設けられている。 たった1時間半でオスマン軍の勝利に終わったモハッチ平原の戦いの後、ハンガリーの大部分がオスマン帝国の覇権下に置かれた。この勝利の後、スルタン・スレイマン1世はヨーロッパにおいて「壮麗王」と称されるようになった。

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( 翻訳者:磯辺菜月 )
( 記事ID:25060 )