レバノン当局、国境付近におけるアル=カーイダの活動に警戒
2012年01月06日付 al-Hayat 紙

■ レバノン、国境付近のアル=カーイダに関する情報を追跡中

2012年1月6日『アル=ハヤート』

【ベイルート:本紙】

レバノンのミシェル・スライマーン大統領は、「我々は、どのような帰属の者であれ、レバノン国内に基地を置くことを許さない」と述べた。また、記者組合のムハンマド・バアルバキー新委員長を迎えての会談の際に、「ファーイズ・グスン国防相によると国境地域の村々、特にアルサールを通じて武器の密輸が行われ、アル=カーイダと関係するテロリストたちが 侵入したとの情報がある。これらの行為を取り締まり阻止するのは国軍と治安機関の責任であり、私は閣議でこの問題を提起し、関係者の責任を問うつもりだ」と語った。

またスライマーン大統領は、「治安機関はこの問題に関する義務を遂行しており、治安当局幹部らの出席のもとで国防最高評議会が招集され、報告について検討するとともに必要な措置をとった。最も重要なのはこの問題についてフォローアップし、事態を制御の下に置きつづけることだ。これは治安機関とレバノン国民の責任であり、国民は現在の事態を助長するような環境を作り出してはならない」と説明した。

また、「政治家は自らの立場が現在の状況を助長するかたちで悪用されないよう注意しなければならない。私はパレスチナ難民キャンプであれその他の地域であれ、この問題を追跡している。この問題は私自身が特に注意を払っている点である。アル=カーイダが世界的レベルで退潮傾向にあるなかで、レバノンで勢力を増強することなど許してはならない」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:田邉瑞穂 )
( 記事ID:25093 )