殺戮の長い一日
2012年01月07日付 al-Hayat 紙

■殺戮の長い一日

2012年1月7日『アル=ハヤート』
【カイロ- ムハンマド・シャーズリー、ダマスカス、ニコシア、チュニス:本誌、AFP、ロイター】

ダマスカスで昨日、二週間も経たないうちに二度目の大きな爆発が起き、公式報道によると、少なくとも26人が死亡、60人以上が負傷した。この爆破は、カフルスーサ地区の治安関連施設を狙った過去の二つの爆破事件と同様、金曜日の日中、祈りを終えた後で体制に反対するデモに参加者が集まる時間帯に引き起こされた。シリアのテレビは、昨日の爆発は、首都の旧市街アル=ミーダーン地区で起こった自爆作戦の結果であり、治安関係職員の一団を運んでいたバスの一つを標的としたことを伝えた。アル=ミーダーン地区では、金曜日にデモがよく起こることが知られている。昨日のデモのスローガンは次のようであった。「神は自ら助くるものを助く。我々の要求は国際化だ」。

アメリカ合衆国外務省は、アメリカ合衆国はアル=ミーダーン地区での自爆テロを「断固」として非難すると述べた。また、ビクトリア・ノーランド国務省報道官が記者会見にて、「われわれはこの攻撃を断固として非難する」と述べた。

シリア政府当局と反体制組織は、この作戦の首謀者に関する疑惑の応酬を行った。そしてシリア当局は「テロ集団」を首謀者と疑い、この攻撃を「シリアに対する陰謀の一部」とみなした。シリア政府は過去の二つの爆発について、「アル=カーイダ」をその首謀者であると疑っていた。一方「シリア国民評議会」は、シリア政府はその組織を「シリアの地に流れる全ての血の責任はシリア当局にある」とし、この攻撃は「デモが挫折することと、人民が自らと子どもたちの命を守ることで手一杯になる」ことを目指したものであると考えている。攻撃はアラブ連盟の会議でオブサーバーの報告が出されるわずか二日前に起こったが、そのタイミングに(シリア国民評議会は)驚いている。一方、活動家は、シリアのテレビが、テレビ局の建物と爆発現場との間には距離があるにも関わらず、爆発を直ちに中継した報道について、疑問を提起した。

(後略)

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( 翻訳者:田邉瑞穂 )
( 記事ID:25100 )