「リビア会議~革命から国家へ、移行期の挑戦」会議
2012年01月08日付 al-Hayat 紙

■リビアに関する会議、民主主義と武器の問題を提起する

2011年01月08日付『アル=ハヤート』紙

【ドーハ:ムハンマド・アル=マッキー・アフマド】

「リビア会議~革命から国家へ、移行期の挑戦」が昨日[7日]、カタールで活動を開始した。リビア革命が成功し、故ムアンマル・アル=カッザーフィー政権を打倒して以来、同会議はこの類としては初めての出来事であり、議論が白熱するような話題をいくつか提起した。その中には、新たな政治体制に関する意見の相違や、民兵の問題、外国籍を有する人々の問題や、憲法公布などがある。

同様に、国家の能力を超えて革命家が武器を保有していることに隠されている「真の危険性」について警告が発された。さらに、「部族、イスラーム主義者(政治的イスラーム)、武器の間の調和の困難さ」も指摘される。「研究・調査のためのリビアセンター」のターリク・アル=カズィーリー所長は、「本会議にはリビア人、アラブ人および外国人の研究者や学者が参加し、14の作業計画について話し合うことになっている」と語った。同センターは、センターの活動開始に合わせて今般の会議を組織した。また、同センターは本部をドーハに置いている。

さらに同所長は、「本会議では、「民主的変化」や(国家)機構の空白という問題、政治・経済・治安問題について研究する」と明らかにし、「リビアでは政治経済システムの性質に関して議論が起きている」と指摘した。また、「アラブ人や外国人の研究者の見解は、リビアにいる意思決定権者の手に届くことになる」とも語った。一方で同所長は、本会議が「アラブの春の舞台の1つとなったリビアに光を照らす」という認識を示した。さらに、「我々は、研究・調査のためのリビアセンターが新たな知的存在として誕生したことを発表できて嬉しく思う」と語った。また、「リビアに横たわる問題としては、国家安全保障や、“野放図な軍人の抵抗”、国家に必須の諸事項と自由・民主主義の要求との間にある警察体制文化、イスラームを拠り所とした市民的国家の実現可能性にまつわる諸問題が挙げられる」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:桑原奈緒子 )
( 記事ID:25108 )