議会内規に大幅な変更
2012年01月08日付 Hurriyet 紙

公正発展党は憲法より前に議会内規を改正するため、動いた。公正発展党が提出した「トルコ大国民議会内規の変更に関する内規案」が今週憲法委員会で取り上げられる。草案が法律となれば本会議の秩序と静粛を壊すポスターや横断幕、資料を持ちこんだ者は規則違反となる。草案では開会時間は現行の15時-19時から、14時-20時へと変更になる。

草案の変更は以下の通り。

■会派提案(の趣旨説明)に議員一人に対し、5分間の発言権

本会議の会派案で提案した会派に属する議員一名が5分以内で提案の必要性を説明する。
委員会での発言の優先権は委員会のメンバーに与えられる。発言は要求順になされる。委員長や政府代表は発言順に拘束されない。

■委員会のメンバーは各項に一つずつの変更を提案できる

委員会のメンバー以外は変更を提案できず、投票もできない。委員会のメンバーは各項に一つずつだけ変更を提案をする事ができる。

■開会時間の変更

15時から19時となっている国会本会議の開会時間は14時から20時へと変更される。
政府は予定外の発言には10分だけ答えることができる。

■席に着いたままで発言を望む議員には一分ずつ

議長は、会議の協議事項と関係のない緊急の議題について非常に短い発言をすると申告した議員に対し、一回の会議で合計で10分以内ならば席に着いたままで一分ずつ発言を許可することができる。

■手続きに関する議論の時間は減る

手続きに関する会議では5分以内ずつ、賛成と反対のそれぞれ最大1人に発言権が与えられる。現行の規則ではこのような要求された場合、10分以内ずつという条件で賛成と反対それぞれ最大2人に発言権が与えられている。

■本会議会議場への資料の持ち込みは禁止

本会議において発言を妨げる事、個人的な事柄を取り上げる事、ポスターや横断幕を持ちこむ事、審議の秩序や静粛を壊すような資料を本会議場に持ち込む事、この種の行動をすることは禁止となった。

■変更提案にあたっては、変更点のみ順番に読みあげられる

本会議で変更の決議案は変更点の順番によって読み上げられ、処理される。現行の規則では変更の決議案は初めは提出された全体、その次は相違点の順番に読み上げられ、処理されている。

本会議での決議案は本会議で読みあげられることはなくなり、その代わり決議案とその要約が印刷され、議員たちに届けられる。調査報告書も、本会議でよみあげれることはなくなり、替わりにその報告書の要約が印刷され配れる。

■頻繁に定足数の確認されることはなくなる

挙手による決定に必要な人数がいるかどうかの確認は、最低15名の国会議員の起立もしくは書面による要求がある場合に実行される。草案の説明書では、(これは、)ある議員が審議を妨害するためにしばしば定足数の確認を要求しているのをやめさせることを目的としている、としている。

■本会議場にポスターや横断幕、資料を持ちこんだ者には規則違反

規則違反の範囲は広められる。本会議に秩序と静粛を壊すポスターや横断幕、資料を持ちこむことは規則違反に含まれる事になる。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:25116 )