■サウジ外相、クリントン長官と会談
2012年01月11日『アル=ハヤート』
【ワシントン:ジョイス・カラム】
サウジアラビア外務大臣サウード・アル=ファイサルとアメリカ国務長官ヒラリー・クリントンとの間で昨日ワシントンで行われた会談は、込み入った地域問題と湾岸地域の安全保障問題一色の様相を呈した。
米高官が本紙に述べたところによると、この会談は両国の「強力で前向きな関係」を強調するものであり、「広範囲な2国間および地域の問題が取り上げられた」という。
昨日の早い時刻に、クリントンはサウード・アル=ファイサルを迎え入れ、昨年の秋にニューヨークで国連総会の合間に会見して以来、2度目となる、長時間の会談を行った。
米高官によれば、この会談はアメリカとサウジアラビアの「強力で前向きな関係を改めて確認する機会」であり、クリントンとサウード・アル=ファイサルは両国の「懸念を呼ぶ政治・安全保障・経済問題や地域情勢の展開を含む、2国間および地域の広範囲な問題」を話し合った。
また両国は、イエメンにおける湾岸協力会議の尽力への支援、シリアにおけるアラブ連盟のイニシアチブ、エジプト、チュニジア、リビアにおける移行段階の支援で一致した。またアメリカ合衆国として湾岸地域の安全保障にコミットメントし、グローバル経済の大動脈であるホルムズ海峡を封鎖しようとするイランの動きを防ぐことを確認した。
今日クリントンはカタール外相のシャイフ・ハマド・ビン・ジャーシム2世と会談予定であり、バラク・オバマ大統領は来週の火曜日にヨルダン国王アブドゥッラー2世と会談予定である。
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( 翻訳者:細貝友香 )
( 記事ID:25142 )