ホワイトハウスでオバマ大統領とサウード・アル=ファイサル外相が会談
2012年01月12日付 al-Hayat 紙
■ホワイトハウスでオバマ大統領とサウード・アル=ファイサル外相が会談
「会談は実り多く、戦略的関係の深さを反映」
2012年01月12日『アル=ハヤ―ト』
【ワシントン:ジョイス・カラム】
オバマ米大統領が一昨日の晩、スケジュールにはなかったサウード・アル=ファイサル・サウジ外相との会談を行ったことは、サウジと米との大きな戦略的関係の深さを反映しており、今日中東が直面するいくつもの危機の重大さを顕著なものとしている。
「両者は会談でいくつもの中東問題を協議した。サウジは米のパートナーであり、親しい友人でもあるということは、この訪問が一例である」とホワイトハウスの担当者は本紙に述べた。
オバマ大統領は事前通知なしにサウード・アル=ファイサル外相と大統領執務室でいくつかの中東問題について非常に実りある会談を行った。担当者は以下のように述べた。「サウジは米のパートナーでもあり友人でもある。我々は重要な二国間問題についてサウジと協議する。この訪問はその一例である。」
パレスチナ作業部会の部長であるズィヤード・アスリー氏は本紙に、シリアやホルムズ海峡をめぐる情勢が表すような今日の中東地域の危機の悪化が交錯する中での会談の重要性を述べた。
中東訪問から戻ったばかりのアスリー氏は、中東で起きていることは、アラブとイスラエルの対立のような伝統的問題の枠を越えていること、そして、サウジはアラブのメイン・プレイヤーであり、サウジなしではアメリカにおける中東政策の発展はあり得ないと加えた。
そしてアスリー氏は、サウジ政府と米政府の間にいかなる意見の相違があったとしても、それは中東安定のための基本となる鍵を持つ両国間の「戦略的関係」に影響を与えるものではないとまとめた。
ホワイトハウスはオバマ大統領がサウジ国王アブドゥッラ―・ビン・アブドゥルアズィーズ・ビン・サウードによろしくと伝えたと発表した。
サウジ外相は、クリントン米国務長官と地域開発や2国間関係についての協議を既にオバマ大統領よりも先に行っている。
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( 翻訳者:細貝友香 )
( 記事ID:25161 )