ビナリ・ユルドゥルム運輸相はイスタンブルのボスフォラス海峡への第三大橋建設を含む高速道路プロジェクトは国の予算で行い、近く入札にかけると発表した。
■入札は中止になっていた
1月10日に実施された入札で応札は一つもなかった。このため入札委員会のイフサン・アクビュユク委員長は会見でイスタンブルのボスフォラス海峡への第三大橋建設も含む北マルマラ高速道路の入札では応札がなく、このため入札は中止になったと発表した。
■ユルドゥルム運輸相:くよくよ考えたりはしない
ビナリ・ユルドゥルム運輸相は入札者が現れない可能性についての質問に、「入札者が現れなくても何も変わらない。入札者が現れなくとも立ち止まってくよくよ考えたりはしない。我々はまた決断し、2つ目のプランを実行する」と答えていた。
■誰が入札書類を受領したのか
入札のため、日本から大林組、三菱、伊藤忠商事、IHI、イタリアからアスタルディ、ロシアからモスコフスキー・メトロストロイとNPOモストヴィク、オーストリアからストラダグ、スペインからFCC建設、トルコからはマパ建設、ジェンギズ建設、パーク・ホールディング、ヴァルヤプ、ユクセル建設、コリン建設、ヌロル建設、STFA、ギュルサン建設の18社が入札書類を受領していた。イスタンブルのボスフォラス海峡に建設される第三大橋を含むアダパザルとテキルダーをつなぐ全長414キロメートルの北マルマラ高速道路プロジェクトは、全長421キロメートルのイスタンブル-イズミル高速道路プロジェクトにつぎトルコで2番目に大きい建設―運営―返還方式(注)のプロジェクトとなる。
[訳者注:民間企業が建設した上で第3セクターが一定期間を運営し、経費の償還後に施設を国に返還する形式の公共事業。]
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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:25217 )