「反動との闘争計画」裁判における主張に関連して始められた捜査で、イルケル・バシュブー元参謀長官が逮捕された。これに対する異議申し立てが逮捕を行ったイスタンブル第12重罪裁判所の判事によって棄却されたが、この要求を審議するため、同裁判所の審議会に送られた。
先週、バシュブー元参謀長官の逮捕決定を下したイスタンブル第12重罪裁判所のヴェダト・ダルダ担当判事は、バシュブー氏の弁護士イルカイ・セゼル氏によって提出された、「バシュブー氏に出された逮捕判決の検証とバシュブー氏の釈放」要求を含む、2012年1月12日付けの申し立てを裁定した。
ヴェダト・ダルダ判事は、イスタンブル共和国次席検事局が進める捜査における1月6日のバシュブー容疑者の逮捕決定に対し、イルカイ・セゼル弁護士が1月12日に申し立てを行い、異議が唱えられたことに言及した。そして、この異議申し立てにより、再捜査のもとに判決が下されるべく、共和国主席検事局に捜査記録と詳細の説明を求めることを明かした。
ダルダ判事は、バシュブー氏について集められた証拠、犯罪の特徴や実態は、彼が罪を犯したとする強い容疑を現在も示しているという理由から、裁判所が申し立てを不当と見做したと述べた。そして、異議申し立てについて新たに決定を下すため、調査記録を参考資料なども全て合わせてイスタンブル第12重罪裁判所の審議会に送ることを決定した。
■裁判所の前で説明を行なった
バシュブー氏は、参謀司令官によって設立が指示されたインターネットサイトに関する「インターネット覚書事件」裁判の一環で、1月6日に「容疑者」として7時間の供述をした後、「政府の転覆を企て」、「テロ組織を指導した」かどで、裁判所によって逮捕された。
バシュブー氏は、裁判所の出口で、「トルコ共和国の第26代参謀総長がテロ組織をつくり、指導したという罪で逮捕された。判断は国民に委ねる。」と話し、その後シリヴリ刑務所へ送られた。
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( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:25228 )