リビア:アル=カッザーフィー政権は、化学兵器を所有していた
2012年01月21日付 al-Hayat 紙

■リビア:アル=カッザーフィー政権は、化学兵器を所有していた

2012年1月21日(土曜日)『アル=ハヤート』

【ハーグ:AFP通信】

化学兵器禁止機関は昨日(20日)、ムアンマル・アル=カッザーフィー大佐による体制の打倒後、リビア国民移行評議会が発見したある数量の化学兵器は、申告されたものではなかったと発表した。

機関は声明において「査察官のチームは、以前申告された兵器を確認するため2012年1月17日から19日までリビアを訪問した。」と述べ、これがリビアの新当局の要請による訪問だと加えた。声明は、「査察チームは弾薬、そして主に砲弾を捜査し、それらが申告する必要がある化学兵器弾薬だという結論に達した。」と述べた。

昨年11月28日月曜日、リビアの移行評議会は、化学兵器禁止機関に対しアル=カッザーフィー政権が申告していなかったと思われる化学兵器を発見したと公式に伝達していた。さらに化学兵器禁止機関は、「最近発見されたと伝えられた軍事物資を、トリポリ南東のアッ=ルワイカ倉庫に搬入することが完了した。同倉庫には、アル=カッザーフィー政権が保有を申告していたマスタードガスや化学物質が保管されている。」と述べた。

ムアンマル・アル=カッザーフィー政権は2004年にハーグを本部とする化学兵器禁止機関に参加したが、2011年2月、アル=カッザーフィー政権に対する反乱勃発の時点で、11.5トンのマスタードガス、すなわち保有量の45%を廃棄する義務を負っていた。マスタードガスは目、皮膚、肺に有害な化学物質を含む。

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( 翻訳者:木村嵩 )
( 記事ID:25287 )