エジプト:和解合意実行不履行により、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の治安使節団派遣を延期
2012年01月22日付 al-Hayat 紙

■エジプト:和解合意実行不履行により、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の治安使節団派遣を延期

2012年1月22日(日曜日)『アル=ハヤート』

【カイロ:ジーハーン・アル=フサイニー】

『アル=ハヤート』紙によると、エジプトがガザ地区とヨルダン川西岸地区のそれぞれの、地域における和解合意項目実施を現地において確認するための治安使節団派遣を、ファタハとハマース双方誓約不履行を理由に、延期することを決定した。

エジプトは今月の後半にハイレベルの治安使節団を派遣する予定であったが、双方の和解進展への努力の失敗や、継続的な和解合意妨害、双方で調印した和解合意への敬意の欠如からこれを延期した。

エジプトの情報筋によると、西岸において繰り返される逮捕によって、和解の実行への不満やそれに対する悲観的な見方があり、また同様に2つの勢力間で指導者たちが互いに非難を応酬するという背景もこれに関わる、という。そして、一昨日ガザでのイスマーイール・ハニーヤ首相の演説を引き合いに出したが、この中には「ファタハ」への非融和的な非難が含まれていた。

同時に、エジプトの情報局長であるムラード・ムワーフィー局長はハマースの政治局議長であるハーリド・アル=ミシュアル氏とその同行団を昨日迎え入れ、アル=ミシュアル氏が5日間の訪問のあと、カイロを去ることを発表した。

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( 翻訳者:木村嵩 )
( 記事ID:25294 )