湾岸フォーラム、自然災害への対処方法を提示
■湾岸フォーラム、自然災害への対処方法を提示
2012年1月23日『アル=ハヤート』
【ジェッダ:本紙】
ジェッダの知事マシャアル・ビン・マージド・ビン・アブドゥルアズィーズ王子は昨日(22日)、マッカ州の知事ハーリド・アル=ファイサル王子に代わって第7回地震に関する湾岸フォーラムを開催した。このフォーラムはサウジアラビア地質調査所主催で行われ、石油鉱物資源大臣であり、調査所理事会議長であるアリー・アン=ヌアイミー氏が出席した。
アン=ヌアイミー氏は、フォーラムが地域及び世界レベルでの地震や火山活動に関連した最新の調査研究を知り、その専門知識や情報を伝えるように努力することや、フォーラムにアラブ諸国や世界各国から科学者や研究者のグループが参加することを示した。また、それらの著名な参加者達が、サウジアラビアや湾岸協力会議諸国における科学や科学者の役割の強化や、十分に考慮された科学的方法で自然災害に対処することに貢献することを指摘した。
サウジアラビア地質調査所は複数の調査結果報告に参加しているが、このうちのひとつは2009年にサウジアラビア北東部のシャーカ溶岩原で起こった地震や火山活動の際に研究所が行った調査を扱っている。また、調査所の研究はジェッダ地域における洪水の危険性防止というテーマを含んでいる。さらに、紅海地域の化石や古代生物の多様性の分野では、調査所の現在の研究はサウジアラビア西部のサルの存在は3000万年以上前までさかのぼることを証明した。またこの研究は、アラビア半島がアフリカ大陸から分離して紅海を形成する前に哺乳類の故地であったことを証明した。
サウジアラビア地質調査所所長のズハイル・ビン・アブドゥルハフィーズ・ナウワーブ氏は自然現象の観察と研究のための地域研究センターの設立について話した。
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( 翻訳者:坂本憲人 )
( 記事ID:25304 )