オルハン・パムク、元恋人に「抗議文」
2012年01月23日付 Radikal 紙

ノーベル賞作家のオルハン・パムク氏は、ここ数ヶ月、しばしばメディアへの発言で話題になっているアーティストのカロリン・フィシェクチさんに対し、弁護士を通じて公証事務所(ノテル)で抗議文を作成し、発言を止めるよう要求した。

オルハン・パムク氏の弁護士ハルク・イナヌジュ氏が、イスタンブルのカドゥキョイ第24公証事務所を通して作成した抗議文では次のように記載されていた。:

「この手紙の受取人(カロリン・フィシェクチ氏)はここ最近世論に、依頼主のオルハン・パムク氏について、彼の発言内容を伝えている。フィシェクチ氏が続けている虚偽の発言を止めさせるために、この抗議文を書き送る。(フィシェクチ氏は)オルハン・パムク氏とは2ヶ月前にニューヨークのショッピングセンターで会って以降、彼と会話をしたことも、会ったこともない。フィシェクチ氏は、依頼主のオルハン・パムク氏の恋人ではない。しかし受取人はまるで依頼主と交流が続き、彼の許可を得て話しているかのような発言をしている。また、素晴らしい小説家である、キラン・デサイ氏との親しい関係が仕事上のものであるとの発言も真実ではない。著名な作家であるオルハン・パムク氏の名を様々な架空の出来事の捏造、不適切なコメント、雑誌のネタとして使用することは、彼の名を汚すものである。これは不法行為であり、個人の権利を侵害している。依頼主は、誰に対しても自身の名で語ったり、名前を使用することに権限も許可も与えていない。しかしながら、パムク氏の名誉を毀損することが罪にあたることを分かっていない。こうした振る舞いを止めること、もし止めない場合には刑事告訴をし、損害賠償の訴訟をおこすことを警告する。」

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( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:25310 )