サウジアラビア:湾岸戦争の影響を受けている地域の環境回復のための会議を開催
2012年01月24日付 al-Hayat 紙

■リヤード、湾岸戦争の影響を受けている地域の復興のための会議を開催

1月24日『アル=ハヤート』

【ジッダ:本紙】

ジッダ市は本日24日、湾岸戦争の影響を受けた国々のための第5回会議(地域の環境改善のための諮問会合)を開催する。会議には、国連の代表団に加え、ヨルダン王国、イラク、クウェート、イランからの代表団が参加する。

会議の議長は、気象観測と環境保護のための総代表であるトゥルキー・ビン・ナースィル王子が務める予定である。彼のアシスタントであるサアド・アッ=シャフリー氏は、会議はフォローアップ計画の進展と進行に関する国連の補償委員会の知見について議論する予定である、そして環境の改善や再生のための国家プログラムの実施の程度につい議論する上、会議参加国同士の交渉複数が行われる、と述べた。

またアッ=シャフリー氏は、サウジアラビアは約2年前に湾岸戦争での被災地の復興を開始し、その復興は沿岸部の改善と陸上及び海上の復旧のプログラムを通して行われている。プログラムには、干潟や島々の水路の浚渫や塩分に強い植物の栽培、自然の障害物の除去や汚染された堆積物の除去を含むと述べるとともに、湾岸戦争は戦争後半に生じた原油流失によって破壊された海洋と沿岸部の環境に加え、サウジアラビア・クウェート・イラク国境付近の砂漠に深刻な影響をもたらしたと指摘した。

アッ=シャフリー氏は、サウジアラビアが国内外の多くの企業を介して実施する改善プログラムは、種子の供給源となる植物に覆われた島々設置、これらの地域での自然環境の回復、塩分を含む湿地の生き物による干潟と島々における水路機能の復元、この地域の海岸や水面に残った原油を除去することを含んでいる、と強調した。

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( 翻訳者:坂本憲人 )
( 記事ID:25314 )