PLO、ハマース政治局長がシリア体制とアラブ連盟の仲介を行ったことを非難
2012年01月08日付 Al-Nahar 紙

■ PLO、ミシュアル氏がシリア体制とアラブ連盟の仲介を行ったことを非難

2012年1月8日付『アン=ナハール』

【AFP、UPI】

パレスチナ解放機構(PLO)はイスラーム抵抗運動「ハマース」のハーリド・ミシュアル政治局長がシリア体制のためにアラブ連盟との仲介を実行する「権利はない」との見解を示した。ハマースはこの見解に不審の念を示し反発した。

PLOのヤースィル・アブドゥラッボ事務局長は「ハマースの指導者ハーリド・ミシュアルには、シリアであれその他の国であれ、いかなる体制の利益のためにも仲介を行う権利はない」と述べ、「(ミシュアル氏は)シリア内政に干渉しており、同氏にそのような権利はない」として非難した。

また、「私たちパレスチナの一貫した方針は、アラブのどの国にも内政干渉はせず、誰にもパレスチナの内政に干渉することを許さないというものだ」と強調し、「今回の内政干渉はパレスチナ人民の利益を損なう前例となるだろう」と述べた。

アブドゥラッボ氏の発言は、これに先立ってアラブ連盟のナビール・アル=アラビー事務総長が、アラブ連盟の監視団派遣に関する議定書へのシリア当局の署名の際にミシュアルが「重大な」役割を果たしたと強調したこと対する返答としてなされたものである。監視団派遣はシリアの危機を収束させるためのアラブ連盟の構想に含まれている。

(後略)

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( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳) )
( 記事ID:25315 )