■アルジェリア、サハラ砂漠でのアル=カーイダ掃討のための西欧の軍事作戦参加を拒否

2011年01月28日『クドゥス・アラビー』

【アルジェ：DPA】

アルジェリアは、アフリカ・サヘルでのアル=カーイダに対する軍事作戦への準備を行なっている、フランス・イギリス特殊部隊に対しての兵站施設の提供を拒否した。土曜日（27日）に発行されたアルジェリア版『アル=ハバル』紙によると、アルジェリアは、サヘルでアル=カーイダ支部の指導者たちを追跡する、フランスのヘリコプターと特殊部隊の移動用飛行機の離陸許可要請を拒否したという。

同紙は、サヘルのテロ対策関係筋の話を引用した。それによると、フランスや、イギリスを含む西洋諸国がアルジェリアに対し、西洋の特殊部隊に対し便宜供与を要請した。特殊部隊は、現在軍事的な捜索作戦において、サヘルでテロ集団周辺の土地から情報収集を行なっている。要請があった便宜供与には、ヘリポートを提供、アルジェリア領空の飛行許可が含まれる。

また、同筋によると、サハラ首長国と呼ばれるものに対しての軍事作戦は、アル=カーイダに拉致された西洋人の人質解放のためだけになされたのではなく、基本的に、組織の指導者たちを一掃し、拉致するという作戦を実行することでもあることが明らかになった。また、この作戦は、上空からの捜索や盗聴、一部のサイトの監視、陸上での情報収集を通して、可能なかぎり多くの情報を集めるためでもあるという。

サヘルの治安状況に関与する西洋諸国は、マリ北部とニジェール北部の部族から、特にサヘルのアル=カーイダ支部に対するニジェール北部での他の作戦に参加する協力者の募集に取り掛かった。

協力者たちはフランスとイギリスの治安機関と共に、サヘルのアル=カーイダ支部を支持するテロ集団の活動や所在地について情報を収集している。

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（ 翻訳者:山田洋平 ）
（ 記事ID:25374 )