エジプト:ヘルワーン大学に医学部新設
2012年1月30日『アル=アハラーム』
【ワジュディ・リヤード】
ヘルワーン郊外の市民社会とビジネスマン、重工業企業はNGOと共に強力なイニシアチブを発揮して、ヘルワーン大学に対し医学部と同大附属病院の設立計画の再始動を要請した。
2年前、ヘルワーン大学はこの計画を提案し、前学長のマフムード・アッ=タイイブ博士が同計画に献身した。アル=マフディー・アリー博士は、画期的で卓越しており、他の医学部とは異なるカリキュラムを新医学部のために作成した。その案は大学に提出され、同大学は合意し、この計画の法的な認可のために旧人民議会に提出されたが、昨今の状況がそれを阻んだ。
ヘルワーン大学のコミュニティサービスと環境担当副学長を務めるヤーセル・サクル博士は、医学部のための土地はアイン・ヘルワーン地区の広大なキャンパスに用意されており、新設の医学部と共に薬学部や看護学部を含む医療分野の総合施設を設立する可能性を検討する機運があると表明した。その場合、同大学の学部数は12学部となる。一方で、ヘルワーン選挙区から当選した人民議会議員らは、医学部設立のために今会期の人民議会で全面的な支援をすると強調した。なお、物質的な援助は大学側の自助努力により集めることになっている。
ヘルワーン大学が存在するアイン・ヘルワーン地区は、ヘルワーン郊外の一地区としてよく知られた地域である。アスユート市(訳注:中部エジプトの地方都市)でさえ、交通事故や、特別な技術をもつ専門性を要する場合や、難しい症例の治療のために複数の専門分野が必要な場合の受け入れができる大学病院がない。
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( 翻訳者:関谷悠 )
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