大統領による31年ぶりの宗務庁訪問
2012年02月05日付 Yeni Safak 紙
ギュル大統領が宗務庁を訪問し、メフメト・ギョルメズ長官と会談した。今回の訪問は、第6代大統領ファフリ・コルュテュルクが1979年5月5日に訪問して以来初の大統領の宗務庁訪問である。
宗務庁を訪問したギュル大統領は、宗務庁に到着すると、庁舎の入り口でメフメト・ギョルメズ宗務庁長官に出迎えられた。その後、庁舎の中にある礼拝所へ向かい、金曜礼拝をおこなった。ギョルメズ長官が導師を務めた礼拝の後、長官室に移動したギュル大統領は、芳名録に署名した。ここで短いスピーチをここなったギュル大統領は、宗務庁が共和国で最初に創設された機関の一つであると話した。
■迷信を取り除く
ギュル大統領は、宗務庁は設立以来、イスラムを人々に最適な形で教えるために多大な努力をしたと述べ、「イスラムを迷信から遠く、透明で純粋な、最も正しい形で人々に教え、子孫に伝えていくことは、宗務機関の最も重要な仕事のうちの一つだ」と語った。
ギュル大統領は、宗教的サービスを最適な形で提供するのに宗務機関が大きく献身したと述べて、同機関がムスリムのトルコ人が少数派である地域で、彼らのアイデンティティーを保護し、宗教的なニーズに対応するために多大な努力をしていることを強調した。ギュル大統領は、この取り組みに注視しており、これに満足していると述べた。ギュル大統領は、宗務庁がヨーロッパの多くの国に移住したトルコ人の同胞を最も素晴らしい形で指導しているとし、それに尽力している人たちを祝福した。
■ギョルメズ長官からヒルイェ・シェリフの贈呈
ギュル大統領は、今回の訪問が預言者生誕祭の日に当たることに触れ、これを祝して国民にお祝いを述べた。ギョルメズ長官は訪問の記念として、書道家によって書かれたヒルイェ・シェリフ(預言者ムハンマドの徳を表現した文章)をギュル大統領に贈った。ギュル大統領は第6代大統領ファフリ・コルテュルク以来、初めて宗務庁を訪問した大統領となった。コルテュルク元大統領は1979年5月5日に訪問した。
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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:25457 )