ギュル大統領、国家諜報機構元職員への捜査に遺憾の意、表明
2012年02月10日付 Radikal 紙
ギュル大統領は、国家諜報機構(MİT)元職員への捜査令状の発行に対し、遺憾の意を表明した。
アブドゥラフ・ギュル大統領は、MİT事務次官のハーカン・フィダンと数名の元幹部らが、KCK捜査の一環で事情聴取を求められた件につ いて、「機構が法にのっとって遂行した任務の結果について罪を問うことは、大いに慎重になるべきです。この問題と一連の出来事はトルコにとって本当に不幸 で悲しいことです」と語った。
ギュル大統領は、カナダ大使ジョン・ホルムズ氏が信任状提出するため大統領を訪れる前に、フィダン氏や数名のMİT元幹部の事情聴取と、それによる捜査の進展への評価をマスコミが問うと、「全員が大局的視点を持ってくれることを望みます」と話し始めた。
ギュル大統領は、トルコが中東地域の非常事態の時期を過ごしていると強調し、この地域が今までにこれほどに熱い状況の中にあったことはないと語った。
ギュル大統領は、トルコの周囲の国々で異常事態が展開していると繰り返し、次のように語った:「(トルコに)都合の良いまたは都合の悪い異常な事態の展開が起きています。これら全てがトルコの未来や国家安全保障、国家利益と遠からず関係しています。このような状況で法的に認められた任務があります。機構が法にのっとって遂行した任務の結果について罪を問うことは、大いに慎重になるべきです。この問題と一連の出来事はトルコにとって本当に不幸で悲しいことです。皆が冷静を保ち、全てが 収まるべきところに収まるよう望みます。」
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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:25507 )