ビュイェケジェリの原子力発電所建設に反対していた町長と元町長が、原子力発電支持者となった。
メルスィン県ギュルナル群のビュイェケジェリ町で建設が計画されるアククユ原子力発電所の仕事を請け負う原子力発電所株式会社(NGS A.Ş)は、地区での啓蒙活動の一環として会議を始めた。
直近の会議において、同町で20年間町長を務め、その任期の大部分において原発に反対していたことで知られるケマル・ギュデュル氏が原発推進派にまわり、現町長であるメフメト・カレ氏までがこれに賛同したことで混乱が起きている。
以前は原発反対派として知られていたカレ町長だが、原子力発電所株式会社(NGS A.Ş)の担当者が開いた会議に参加し、「我が国の政府が、『これは国家プロジェクトだ』というのならば、我々もこれに貢献すべきである。この段階に来て建設するのか否かということを議論するのはあまり理にかなっていない」と発言した。
■企業からの約束
カレ市長は次のように言葉を続けた。「原子力発電所の建設は合理的ではないと私は考えているが、もはやこのプロジェクトはここで行われるのだ。ギュルナル、アイドゥンジュク、イェシルオヴァジュク、スィリフケリの地域の住人として我々がこのリスクを負う。ついては、このリスクの見返りとして我々からいくつか要望があるが、ロシアの企業が我々の要望に応えることを約束してくれた」。
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( 翻訳者:児仁井ひかる )
( 記事ID:25517 )