南東部で緊張―シュルナクで激戦、ディヤルバクルで爆発物押収
2012年02月14日付 Hurriyet 紙

シュルナク県ウルデレ郡郊外で治安部隊による空からの支援を受けた軍事作戦で、治安部隊はPKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)のテロリストと激しく交戦した。数時間続いた戦闘で軍警察所属のムラト・バイラム曹長とイブラヒム・クルト上級軍曹が殉職し、兵士4人が負傷した。軍事作戦でPKKのテロリスト10人が殺害され、戦闘はいくつかの場所で続いていることが明らかとなった。

シュルナク県ウルデレ郡のイラク国境と接する地域でPKKのあるグループが活動を準備しているとの情報を得た治安部隊は、テロリストがいる場所を特定した。14日の正午頃にシュルナク第23軍警察国境師団司令本部が派遣され、その指揮のもと当該地域へ空からの支援を受けた大規模な軍事作戦が行われた。シコルスキー型ヘリコプターで同地域へ降下した特殊部隊は、多数のテロリストのグループと激しく交戦した。この戦闘でPKKメンバー10人が殺害されたが一方、軍警察所属のムラト・バイラム曹長とイブラヒム・クルト上級軍曹が殉職し、4人の兵士が負傷した。負傷した兵士はヘリコプターでシュルナク軍病院へ送られ治療を受けた。

■殉職者、それぞれの故郷へ

同地域へ派遣された援軍部隊がテロリストの逃走地点をふさぐ一方、戦闘はいくつかの場所で続いていることが明らかとなった。コブラ型ヘリコプターはPKKメンバーが見つかった逃走地点に激しい銃撃をおこなった。

オスマニイェ県出身の殉職者イブラヒム・クルト上級軍曹(31)は、結婚し2人の子どもの父であった。エルジンジャン県に住民登録している軍警察所属のムラト・バイラム曹長もエスラ・バイラムさんと結婚し、3歳のベルケという名前の男の子がいることが明らかとなった。

■ディヤルバクルで交戦

ディヤルバクルのムスタファ・トプラク県知事は、チュナル郡で治安部隊と交戦した二人のテロリストのうち一人が死亡し、もう一人も負傷して拘束されたことを明らかにした。トプラク県知事は会見で、マルディン方面から来るという情報により、爆発物を積んだ一台の車が治安部隊の追跡を受けたと話した。
車を停止させようと治安部隊がその時、別の一台の車が急いで逃げたことに気付いたと語るトプラク知事は、逃走した二台目の車がチュナル郡アクテペ村へ入ったことが分かっていると説明した。

トプラク知事は、「これに関連し、事件現場へ軍警察部隊とヘリコプターで特殊部隊が派遣された。車から降りて逃走した二人のテロリストのうち一人は、治安部隊との交戦で負傷し拘束されたが、もう一人は村で4人を人質にした。負傷したテロリストは救急車でディヤルバクルへ送られ手当てを受けた。行なわれた軍事作戦で人質は無事に救出されたが、交戦したテロリストは死んで拘束された。テロリストとともに多数の手りゅう弾と銃がみつかった。同地域で戦闘は続いている」と語った。

■125キロの爆発物を発見  

マルディン県知事からの情報によれば、マルディンーディヤルバクル国道の20キロ地点で停車させた別の車を検分した治安部隊は、車が爆発物を積載していることを確認した。約125キロとみられる爆発物は道路脇の空き地へ移動させ、そこで爆破された

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:25542 )