サバンジュ財閥、アタテュルク文化センター修復に資金提供
2012年02月15日付 Radikal 紙

アタテュルク文化センター修復へのスイッチが押された。サバンジュ・グループは修復プロジェクトへ3千万リラ(約13億6千万円)の援助を行う。

文化観光省とサバンジュグループの間で調印式が行われた。調印の前にはギュナイ文化観光相とサバンジュ・ホールディングのギュレル・サバンジュ会長がベイオールのアトラス通りにある県文化総局にて会見を開いた。


■サバンジュが援助

アタテュルク文化センターの歴史を説明し、裁判所の決定により中断していた修復作業について話したギュナイ文化観光相は、「幸先の良い一歩を踏み出そうとしている」と述べた。ギュナイ観光相は、アタテュルク文化センターの修復は簡易な工事では不十分であり、根本的な見直し作業が行われるとし、「援助やスポンサー役としての協力を検討してきました。ギュレル・サバンジュ会長に申し入れました。サバンジュ財団は文化分野で貢献している機関です。同省に対し以前にアダナ、マラトゥヤ、マラシュ、コジャエリで文化センターを設立したこともあります。アタテュルク文化センター修復活動の共同出資者として参加してもらいます」と語った。
またギュナイ観光相はこの援助に対して、サロンのうち1つにサバンジュの名を付けるとも語った。


■3千万リラの援助金

アタテュルク文化センターの修復作業に3千万リラの援助をするサバンジュ・ホールデングのギュレル・サバンジュ会長は、「観光相から依頼が来たとき、このような依頼に興味を示さずにはいられませんでした。アタテュルク文化センターは私たちの生活において重要な位置を占めています。共和国の歴史と文化の中心であるこの建物が新技術を用いて音響や照明設備を整えた、しかしながら旧来のものに忠実なものとして、イスタンブルの芸術を愛する人々と再会することを手助けさせて頂くことになり、サバンジュ・グループとして誇りに思います」と語った。
サバンジュ会長は、音響と照明技術を一新するサロンのうち1つにサバンジュ・オペラという名前を付けるとも述べた。


■名前はアタテュルク文化センターのまま

アタテュルク文化センターの名称については修復後も変更は行われないことを特に強調したエルトゥールル・ギュナイ文化観光相は、工事に反対する人のアタテュルク文化センターがショッピングセンターになるという見解は、今や過去の議論であると述べた。ギュナイ観光相は3月末に入札予定で、工事は2013年10月29日に間に合うよう計画されていると伝えた。ギュナイ大臣は、合計費用については触れないが、十分な財源はあると述べた。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:25565 )