最近の事情聴取をめぐる問題で、再度脚光を浴びることとなった与党とギュレン教団の間の軋轢の問題に対し、エルドアン首相の相談役ヤシン・ドアン(ヤルチュン・アクドアン)氏が発言した。
「公正発展党とフェトフッラー・ギュレン教団との間に軋轢があるというのですか?」。MIT(国家諜報機構)のハーカン・フィダン事務次官が、特別検察によるKCK(クルディスタン社会連合トルコ議会)捜査の一環として事情聴取されたことで、この問いが再び脚光を浴びている。ヤルチュン・アクドアン氏は公正発展党の国会議員でありエルドアン首相の相談役でもあるが、イェニ・シャファック紙でヤシン・ドアンと言うペンネームでコラムを書いている。その彼がこの問題に本日のコラムで返答している。
アクドアン氏は、「あらゆるごまかしに私たちは気づいている…」とタイトルを付け、新聞の大見出しにも「このようなごまかしは崩壊する」とのタイトルが付けられた記事で、二つの組織の間に軋轢はないし、これからも軋轢が生じることはないだろうと述べた。また彼は「2つの異なる方向性の中、活動をしているこれらの組織の間に、勢力争いや権力の駆け引きが生じてほしいと願う者らは、再び夢砕かれるであろう。誠実であることはすべてのごまかしを打ち砕く。利害ではなく理想を共にする兄弟愛をだれも壊すことはできない」と語った。MIT裁判問題について言及した記事では、「われわれは違っていない、同じだ」「敵にチャンスを与えてはいけない」「9年間多くの裁判を経験してきた」「間違いを犯した者は報いを受ける」などといった表現が使われた。
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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:25567 )